ギターの音構造の関係 #002
- minashunta
- 2014年3月13日
- 読了時間: 3分
・エレキギターの音作りはバランスが大事
という話を、最近よく耳にします。
エレキギターは、本体だけでは成り立たない楽器なので、お金をかける、手間を掛けるべき所がたくさんあるので、そういったことでしょうか。
エフェクターにケーブルにアンプに....まぁたくさん要素があって、それの全体のバランスが大事なのだと思います。
インターネットの普及と同時に、今まであまり重要だと思われなかった所が重要だった!みたいな流れが色々あったように思いますが、情報社会の良くないところというか、口コミばかりがひとり歩きしているなぁ...といった「弾いてがっかり」な商品もそこそこありました。
そういった流言飛語...とまではいいませんが、曖昧な言葉を当てにしなければいけないというのは、あまり楽器選びとしては健全じゃないかな?と個人的に思ったので、今回は「バランスを取っていく手順」を僕なりに考察していきたいと思います。
・土台から考える
土台、というからには「どんな状況でも一番下にあるもの、なるべく変わらないもの」と考えてみます。
徹底的に要素を排除していくと「ギターのそのままの音」ですよね。
ピックアップなど電装系も抜きにして。
あなたのギターのそのままの音は、一体どういう特性があって、どういうサウンドなのか。
まずそこから考えてみましょう。
モデルの違い、年代、木材の違い、色々ともちろんあるんですが、そこに行くよりも、も~っと簡単に考えてみましょう。
どんな土台をしているのか。
・弦楽器としての設計、タイプの違い
まず、あなたのギターを横から見てみましょう。
ナットから、ブリッジまで弦が一直線になっていますね。
では、その先はどうなっていますか?
ナットから、ペグまでの角度はどうなっていますか?
ブリッジから、テイルピースまでの角度はどうなっていますか?
ここが重要です。
主に、ここの角度やらが基本的な設計の土台になっています。
なので...この角度が設計と違うということは、そのギター本来の音が出せてないことになります。
例えば、弦の巻き方がおかしかったり、ネックが反っていたり、ということで、簡単に変わってしまいます。
土台...というとそこまで考えなくちゃだめ?
と思われるかもしれませんが、基礎がしっかりしていないと、何かがおかしくなった時に何がおかしいのかすらわからず、つぎはぎをすることになります。
本当にいい音、確固たる自分のサウンドを組み立てるのであれば、読み続けて頂ければ幸いです。
次回は実例写真を交えながら、解説していきましょう。
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