ギターの音と構造 #017 ネックの反りとロッドの状態が与える音への影響
- minashunta
- 2015年10月12日
- 読了時間: 2分
思う所あり、しばらく間が空いてしまいました。
さて、ネックの反りの見方と言うところの話。
前回の研究交流会資料に詳しく書いてみたのでご参考までに。
自ら調整したい、という方は自己責任にてお願いします。
やはり、口頭だけでも伝わらないものをブログで伝えるのは無理ですね。
調べれば沢山出てくると思うので、
このブログに関しては音と構造の関係を解説という本来のテーマに絞りたいと思います。
そもそもネックが反ってるとどうこう...というところに「音色」を論ずる方はあまり居ないように思います。
チューニングが合わない、弦高が高い、と言う話だけではないのです。
順反り状態であれば、どこかボヨンと、高域の輪郭がハッキリしないようになってることが多いです。
(弦高が高い、というところにも繋がると思いますが。)
特にアコースティックギターで顕著に感じます。
また、全くロッドが全く締まっていない、というギターをたまに見ます。
例えネックの状態が真っ直ぐだとしても、ほんの少しだけ締めてある状態の方がいいです。
遊びがなくなり、ピシっとネックに芯が通るので鳴りが良くなりますし、ネックの反りも安定します。
音作り、多くの人が悩んでいると思いますが。
今回書いたネックの反りなどは、
エフェクターやアンプ云々...といった事をいくらイジろうがどうにも出来ないポイントであり、
他の機材にいくらお金をかけようがどうにも出来ないポイントを、あっさりとお金をかけずに解決できることでもあります。
もちろんその他の機材で誤魔化すことも出来ますが、
一番大事なのはギター本体の弦楽器としての潜在能力と特性を引き出すことをもっと意識して見てはいかがでしょう....
と言った内容のブログです。確認までに。
ネックの反りでだいぶ離れましたが...次回はストラトに戻りまして。
ブリッジサドルの種類やペグの話をいたしましょう。
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