お気に入りギタリスト列伝 #006 小山田圭吾
- minashunta
- 2015年5月21日
- 読了時間: 3分
えっ、ギタリスト?
はい、ギタリストです。
YMO/LIVE at NHK TV General
ほらね。
僕は当時を知りませんが昔はそれはそれは大人気な渋谷系バンド、フリッパーズ・ギターのメンバーだったそうで。
なんか昔流行ったおしゃれ系、として認識されているのであればそれは大きな間違いだし、とても勿体無いことだなぁと思います。
僕は全く違うキッカケで知れたのは幸運かもですね。
その後から現在は「Cornelius」としての活動が殆どだと思いますが、
最近こういったギタリストとしての小山田圭吾の活躍を見て、
なんとも良いギターを弾いてるなぁと思いました。
青葉市子.コーネリアス/外は戦場だよ
目立つようなプレイではないですが、この絶妙加減。
サビのグリスダウンのタイミングとかすごい気持ちいいです。
そんでやっぱ自らが中心になってのサウンドがまた…
Cornelius/Fit song
すごい。
もうコピーするとかそういう問題じゃないというか。
ポップなのにプログレバンドよりやっかい。笑
マスタリングやミキシング、レコーディングのことをよく知ってるからこそ弾けるギターだなと思います。
どのタイミングで何が鳴っていくのか、別々だったり揃ったり。
その面白さを研究したり、楽しんでるのかな、なんて思います。
そこらへんはコーネリアスのレコーディング音源を聞くと面白いかなと。
ちょっと手法として面白いのがひとつ。
布袋寅泰のギターを分解、再構築したキル・ビルのあの曲。
このアルバムの5曲目。
視聴はお近くのCDショップへどうぞ。
全部の音を布袋さんの音素材を使って組み上げた...
ということですが、実はすこーしだけ小山田さん弾いてるそうです。笑
(インタビューで布袋さんに詰められてポロってました)
和音やメロディはいくらでも譜面上に書き表すことが出来ますが、リズムだけは無理なんですよね。
ほんの少しの揺らぎを全部書き込むとなった付点64分の休符...とか、そういう話になると思います。
MIDIならまだ可能かもですが、それにも限界はあるし、そこを突き詰めるより生で弾いた方が早いですよね。
そう考えて行くと、どちらも突き詰めていこうという小山田さんは、どちらの利点も取りながら音楽を作っているようにおもいます。
エフェクターを使って音色を変えたり、フレージング等だけではない、ギターという楽器の鳴らし方の幅。
現代の若いギタリストさんにもっと知って欲しいなぁと思います。。
最後はなんとなく作曲、編曲家としての小山田さんも貼っておきたいなということで。
カヒミ・カリィ/ハミングがきこえる
おわり。
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